3/11 ケラマで今季開幕潜 ログ Vol.2
2006-03-15


禺画像]
ガイドの駒井さんが石をめくりまくって、
キンチャクガニを探し出してくれました。
でも、突然むき出しにされた恐怖におののいて
逃げ回るのに精一杯で、
イソギンチャクを振り振りしてはくれませんでした。

まるでパパラッチよろしく
ついついしつこく追い回して撮影してしまいますが、
キンチャクガニにとってみれば、
体が隠れていないということは、
生命の危険に直にさらされてるわけで、
実際撮影中にベラなんかが
ねらい澄まして食べちゃうこともあるとか。
こんな小さな生き物をさらしものにしてることに、
水中撮影のジレンマを感じてしまいます。
逃げまどうキンチャクガニを見てると、
とてつもなくひどいことをしてるような罪悪感にさいなまれて、
「もうキンチャクガニの撮影は・・・いいです・・・。」
って気持ちになってしまいます。

ところで、キンチャクガニたちは重要アイテムの
イソギンチャクをどうやって手に入れるんでしょう。
カニ同士で取り合いをするとか、
1個しかないときはちぎってふたつにするとか
聞いたことがあります。
でも、私たちが期待するストーリーとしては、
「一子相伝スタイル」であって欲しい。
「我が一族に代々伝わるこのイソギンチャクをお前に託す・・・。」
と言って息をひきとる親ガニと涙ながらに受け取る子ガニ。
親子ガニの感動のストーリーに思いを馳せてしまいます。

そう言えば、近くにキンチャクガニの死骸がありました。
そのハサミにはすでにイソギンチャクはなく、
もしかしたら、一子相伝説もありかも・・・?

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どこんじょうせんすいくらぶ
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