*ピンボケでも時には可
2014-01-27



ハナビラクマノミ
禺画像]
撮影者:どこせん奥様
撮影地:奄美大島(鹿児島)
撮影機材:ニコンD7000/105mm F2.8マクロ
撮影データ:SS1/200秒,F11,ISO100

ふんぞりかえってこちらを見下しているような
不敵なハナビラクマノミの表情が素敵です。


ところで,
写真を撮るときは,まずはメインとなる生物の目に
ピントをビシッと決めることに注力してます。
うねりがあったり,暗かったり,
被写体の動きが速かったりして,
フォーカシングが難しい状況にあると,
そこにほとんどのエネルギーを注ぎ込んでしまう
ということもしばしばあります。

でも最近の水中写真の動向を見ていると,
ピンぼけ写真やわざとピンをずらした写真であっても,
それはそれで作品と言ってしまえばOK
といった流れもあるようです。

あえて意図的にピンを外して,
アーティスティックな作品を求めたのか,
それとも意に反して失敗したピンボケ写真が
偶然面白い効果を発揮してしまったのか,
撮った本人にしかわからないことです。
(状況さえ整えば写真を再現できるかどうかで,
どちらであるかは判別可能だとは思いますが)

でも,どちらであっても,
撮った本人がいいと思い,
それに共感してくれる人がいるのであれば,
その写真はいい写真なのでしょう。
ピンボケ写真が即ゴミ箱行きとはならず,
日の目を見るチャンスが広がるということは,
アマチュア写真家にとっては
非常にありがたいことです。


そういえば,
2012年5月に出版された,
鍵井靖章さんの写真集「海中散歩」には,
1ページ目を開くや否や度肝を抜かれました。
しばらくの間,

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